先週の週末に、九州行きのブルートレイン廃止が大きく取り上げられました。
小学生の頃は、近所の友達とよく東海道線沿線まで行っては、
「あさかぜ」「さくら」「みずほ」といったブルートレインの写真を撮りに行ったものです。
その憧れだったブルートレイン「はやぶさ号」に初めて乗ったのは、父と
山口県の小郡までSL「やまぐち」号に乗せてもらった時のこと。
初めての寝台特急に乗ることができたことで、興奮して眠れない
ところを父から何度も「明日、疲れるから早く寝ろ」と言われたことを思い出します。
その後、高校を卒業する際には1週間ほど、九州に卒業旅行なる一人旅をし、
行きは「はやぶさ」、帰りは「さくら」で往復した旅でした。
社会人になっても時折、横浜駅のホームで見かけた夜行列車にノスタルジックな
想いが涌いてきましたが、やはりなくなってしまうことは寂しい限りです。
かつての「さくら号」の愛称は、2011年に始動する九州新幹線に使われるようですが、
新しく登場するものへの期待と同時に、時代とともに消え去るものに対して、
いつまでも心のアルバムにとどめておきたい、そんな先週の話題でした。