原点を考える

ここのところ、春先の旅行の依頼に追われています。

なんと言っても依頼が多いのは、

海外では韓国・国内ではいちご狩り。

「吉野の桜を見に行きたい」

「博多どんたくへの行程表を考えてくれ」

「息子が無事受験に合格したから、春休みに京都に行きたい」

お客様の依頼はさまざまです。

そのような声を自分が実際に行ったようにイメージしながら

旅程を組み立てる。

旅行業の醍醐味だと思っています。

それには、知識と勉強が必要です。

旅行業では、旅行業務取扱管理者、

添乗員には旅程管理者といった資格があります。

以前、独立開業をするか、業界に就職するかと考えていた頃

とある代理店から

「うちに来ないか、君の資格を貸してほしい」

と言われたことがあり、聞いてきればものすごく格安。

丁重にお断りをしたことがありました。

取扱管理者が自社にいないと言うことは業法違反。

それを格安で借りれば良いという考え。

その会社には、理念も心地よい社風も

ないんだろうと思ってしまいました。

実際、業界歴の長い中堅選手でも資格もない人が

多いのも事実です。

この不況の中、物事の真価の問われる時期だと思っています。

なぜこの仕事に就いているのかと原点に帰り、考え、勉強する

機会になるよう今以上に頑張らなければと考えています。