おかげ様で出発決定(10/3記)
分杭峠から北の方角は、中央構造線という大地の動きを示し、直線的に浸食されてできた谷の眺望を見通すことができます。
谷沿いにはケルンコル(断層鞍部)やケルンバット(断層小丘)と呼ばれる断層活動によってできた地形を見ることもできます。
伊那市長谷と大鹿村の境にもなっており、「従是北高遠領」と刻まれた石柱は、かつての高遠藩の境でもあったことを今に伝えています。
また、火防(ひぶせ)の神をまつった秋葉神社へつながる信仰の道「秋葉街道」としても、この峠は利用されてきました。
バス乗降場から北側の谷へ降りて行った場所(気場と呼ばれるところ)には、神社や仏閣もなく、巨木や巨石などの信仰の対象もありませんが、この場所で静かにゆったりと過ごすことが癒しになっているという方も多く訪れています。










