全生庵は、山岡鉄舟が幕末から明治維新にかけて、国事に殉じた人の菩提を弔うために建てられたお寺です。
その居士との因縁で、幕末から明治にかけて落語界の巨匠、三遊亭円朝の墓所があり、三遊亭円朝は「怪談牡丹燈籠」「真景累ヶ淵」「文七元結」などの原作者としても知られ、
歌舞伎をはじめ、演芸界全般に大きな影響を与え続けています。
全生庵に所蔵されている円朝遺愛の幽霊画コレクションは、円朝歿後その名跡を守られてきた藤浦家より寄贈され、毎年、円朝忌の行われる八月の一ヶ月間、幽霊画全幅を公開されます。

▲全生庵(展示室風景)

▲見返り柳は吉原遊郭の名所の一つで、遊び帰りの客が後ろ髪を引かれる思いを抱きつつ、この柳のあたりで振り返ったことからその名がついたとされます。

▲昼食(銭形平次そばセット)